FIREとは?経済的自立・早期退職の基礎知識
FIRE(Financial Independence, Retire Early)の意味、歴史、種類(フルFIRE・サイドFIRE・バリスタFIRE等)を分かりやすく解説します。
FIREとは何か
FIRE(Financial Independence, Retire Early)は「経済的自立と早期退職」を意味するムーブメントです。2010年代にアメリカで広がり、日本でも2020年頃から注目を集めています。
従来の「65歳まで働いて退職」という常識に対し、20代〜40代のうちに十分な資産を築き、労働に依存しない生活を実現することを目指します。
FIREの核心は「自由の獲得」です。必ずしも完全に仕事を辞める必要はなく、お金のために働く必要がなくなる状態(経済的自立)が本質です。
FIREの種類
FIREにはいくつかのバリエーションがあります。
フルFIRE(Fat FIRE)
十分な資産を築き、生活レベルを落とさずに完全リタイアするスタイル。必要資産は大きくなりますが、生活の質を維持できます。
リーンFIRE(Lean FIRE)
生活費を極限まで抑え、少ない資産でリタイアするスタイル。倹約生活に抵抗がない人向けです。
サイドFIRE
資産からの収入を軸にしつつ、好きな仕事やフリーランスで不足分を補うスタイル。フルFIREより必要資産が少なく、社会とのつながりも維持できるため、日本で最も人気があります。
バリスタFIRE
パートタイムで働きながら、社会保険(健康保険等)の恩恵を受けるスタイル。アメリカで医療保険のために考案されましたが、日本でも社会保険料を会社負担にできるメリットがあります。
FIREに必要な考え方
FIREを目指すうえで最も重要な指標は貯蓄率です。年収の額よりも、収入のうち何%を投資に回せるかが達成スピードを決めます。
例えば、手取りの50%を投資に回せる場合、約17年でFIREが視野に入ります(利回り4%想定)。貯蓄率が70%なら約10年です。
一方、貯蓄率20%の場合は37年以上かかります。収入を増やすことも大事ですが、支出のコントロールがFIRE達成の最大のレバーです。