FIRE後の税金対策|取り崩し時に知っておくべき節税戦略
このページではFIRE後の資産取り崩しにかかる税金・NISA口座優先取り崩しで節税する方法・住民税非課税ラインの活用・損益通算の実践手順がわかります。
実際にFIRE後の生活費・資産を計算してみましょう
FIREシミュレーターで計算する →この記事の要点
- ✓FIRE後に発生する主な税金
- ✓損益通算で節税する
- ✓新NISAを最大限活用する
- ✓住民税・国保の最適化
よくある質問は記事末尾の「よくある質問」セクションで解説しています。
FIRE後に発生する主な税金
FIREして労働収入がなくなっても、資産を取り崩す過程で以下の税金が発生します:
- 売却益に対して約20.315%の税金(所得税15.315%+住民税5%)
- 特定口座(源泉徴収あり)なら確定申告不要
- 約20.315%が源泉徴収される
- 総合課税か申告分離課税かを選択可能
- 譲渡益・配当金は住民税の計算に含まれる
- 国民健康保険料は前年の総所得(譲渡益含む)に応じて算出されるため、大きく取り崩した年は保険料が急増することがある
損益通算で節税する
投資で損失が出た場合、同じ年の利益と相殺(損益通算)できます。これを活用することで課税所得を減らせます。
- 株式の売却損と配当金は損益通算可能
- 同じ年内で通算しきれない場合は、翌年以降3年間に繰り越して控除(繰越控除)
- ポートフォリオのリバランス時に、含み損の銘柄を売却して損失を確定
- その損失と他の売却益を相殺して税負担を減らす
- 「同日に損切り+同銘柄再購入」は「wash sale」として問題になる国もあるが、日本では明確な規制なし(ただし証券会社によって扱いが異なる)
新NISAを最大限活用する
住民税・国保の最適化
FIREで所得がゼロに近づくと、住民税や国民健康保険料も下がります。しかし取り崩しを増やすと所得が増えて保険料が跳ね上がることも。
国民健康保険料の計算式(概算)
保険料 ≈ 所得割(所得×約9〜10%)+均等割(固定額)+平等割(固定額)
- 所得を分散する:大きな取り崩しを1年に集中させず、毎年均等に取り崩す
- 配偶者の扶養に入る:会社員の配偶者がいる場合、自分の収入を130万円未満に抑えて社会保険の扶養に入れる場合がある
- NISA取り崩しを増やす:NISA口座の売却益は非課税かつ所得計算にも影響しない
確定申告で住民税の申告不要制度(一定額以下の配当は申告しない)を活用することも有効です。詳しくは税理士に相談することをお勧めします。